「小倉餡(あん)発祥の地の碑」は二尊院にあります

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八ッ橋の名前の由来や起源を調べていたらお馴染みの小倉餡の起源にたどり着きました。小倉山は渡月橋から見える丸っこい山のことです。和歌によく登場するあの小倉山です。小倉餡発祥の地の碑は嵯峨野の二尊院の境内にあります。碑の裏側に書いてある由来を要約すると、小倉の里にいた菓子ご用達職人の和三郎が809年に空海が中国から持ち帰った大粒の小豆を栽培し、御所からいただいた砂糖と煮詰めて餡を作ったのが820年のことだそうです。和三郎は「亀の子せんべい」と言うものを作っていて屋号が亀屋でした。現在京都には亀屋○○と言う和菓子屋さんがたくさんありますがご先祖を辿っていくとこの辺の由来なのでしょうか。今まであんこは「粒あん」と「こしあん」の2種類と思っていたのですが、あんこ(日本あんこ協会の解説はこちら)はあんこで奥が深そうです。

渡月橋からの眺め。

左が小倉山(296m)、右は全国約900社ある愛宕神社
の総本宮がある愛宕山(924m)。

二尊院は小倉山の麓から中腹に掛けて広い境内を持っていて、全体的には平安貴族のお墓と言う感じです。あちこちに水盤にお花が飾ってあって、バエる写真がたくさん撮れそうです。自由に撞ける鐘があり撞かせていただきました。

今回は年に一度の愛宕さん参りの帰りに寄りましたが、秋にはじっくり二尊院の紅葉を楽しみたいと思います。

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