一休寺(酬恩菴:しゅうおんあん)

とんちで有名な一休さんが後半生を過ごした一休寺が家から自転車で行ける距離にあります。ドクロの杖を持って歩くなど少し風変わりで人間臭い生き方をした一休宗純(1394-1481)は民衆に人気があったそうです。境内には「後小松天皇皇子宗純王墓」と書かれた札があり、菊の御紋の透かし彫りのある扉の向こうに一休さんのお墓があります。一休さんは落胤(らくいん)とされ正式な奥さんの子ではなかったようですがお父さんは後小松天皇なので、お墓は宮内庁が管理しています。お墓の前の庭は一休さんの弟子の村田珠光(じゅこう:1422-1502)の作と言われています。
因みに豪華な雰囲気の「書院の茶」とは異なる禅の精神の清潔、閑寂を旨とした「侘び茶」の成立は一休さんの弟子の村田珠光→武野紹鴎(じょうおう:1502-1555)→千利休(1522-1591)と言う流れがあるそうです。
2018年の「そうだ京都、行こう。」キャンペーンがあった時は観光バスがたくさん来ていて何事かと思いましたが本日は平日の夕方と言うこともありゆったりしていました。

京田辺市内にある一休さんの像。微妙に箒の柄の長さが違うような気がします。

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