京都府庁旧本館

書類の提出に京都府庁に行って来ました。本日は火曜日で旧議場と旧知事室が公開されていましたので覗いて来ました。
旧本館は松室重光の設計でルネッサンス様式のレンガ造り。竣工は1904年です。壁は分厚いレンガ造りで鉄骨は入っていません。

最新の技術を取り入れてあり、議席の足元にはスチーム暖房がセットされています。現在の議席数と同じ60席の議場の内装は宮大工の造作で和と洋の美しさがお互いを引き立てています。格天井(ごうてんじょう)は二条城の大広間の天井を彷彿とさせます。あちこちにあるモチーフは地中海沿岸原産のアカンサスと言う植物をデザインしています。
府庁の敷地は新選組の上司だった松平容保(まつだいらかたもり)が京都守護職をしていた屋敷の跡地です。現在、文化庁の京都移転のため工事が進められています。どうやら文化庁の移転は2022年後半以降の様です。


中庭にある桜の木は、祇園の丸山公園の枝垂れ桜の種から育った孫桜だそうです。今年は桜のシーズンに訪ねてみます。

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